まつむし音楽堂通信

 2015年 新春号

 

●コンビニで百円のレギュラーコーヒーを買うついでに週刊誌の表紙を見回すことが多くなったのですが、歳末のある日、週刊「プレイボーイ」(1月12日号)と「週刊実話」(1月8・15日号)に航空自衛隊の元空将、佐藤守氏の記事を見つけました。ご自身はもちろん、多くのパイロットたちがUFO(未確認飛行物体)を目撃したことや航空工学の常識を無視した形状や性能をもっていることなどが書かれています。

●同氏の著書「実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO」(講談社+α新書)には、この物体をコントロールする高度な知性体や2000年7月4日に起きたブルーインパルス所属機の墜落事故を予言した石巻市在住の神主Sさんの話も出てきます。

●Sさんの情報源は、UFOからのメッセージとか。意思疎通の方法は、「英語のようなもので、私の想念として受け取るだけ。それをまねて発声して書き取り、さらに翻訳するのだが、なぜか日本語では話してもらえない。東北弁が使えないからだべか」・・・

●95年、カリフォルニア大学サンタクルーズ校にSETI(地球外知的生命体探査)の先駆者フランク・ドレイク博士を訪ねたとき、ET(いわゆる宇宙人)とのコミュニケーションの手段として「電波」を選んだ理由について、「生物は進化すると必ず電波を使う」と断言されたことを思い出しました。膨大な国家予算を費やして行うプロジェクトだったのですが、「天文学者」としての立場もあったのかUFOとの関連についてはふれませんでした。

●ケイタイやインターネット、カーナビや交通管制など、今や電波にあふれる社会となりましたが、ETとのコンタクトについては、まだどこからも伝わってきません。ただ、スピルバーグの映画「ET」でささやかれる孤独な科白(せりふ)、「ET、Home、Phone・・・」だけが空耳のように聞こえてくるのです。

●コミュニケーションを駆動するシステムが経済となり、社会が変化したのは事実です。あたりまえのことですが―。ことしは、音楽の源泉に通じる未知の情報源について探索してみたいとかんがえています。本年もよろしくお願い申し上げます。

(和田高幸)

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