まつむし音楽堂通信

 2017年 晩秋号

 

●デフレ経済が常態化、人々の節約志向がさらにつよくなるも、すでに切り詰めている経費は削減できない-、となると自営業はシャッターを閉めなければなりません。あとは更地にしてコイン駐車場にできるかどうか、といったところでしょうか。

●小売店の大規模化、商品の系列化、インターネットやカタログ雑誌などによる通信販売の拡大-、などといった生産・消費行動の変化が、今の不景気の原因になっています。かといって消費をインバウンドばかりに頼るわけにはいきません。

●AI(人工知能)の発達により定型業務の機械化が進めば、人も要らなくなります。人口減、高齢化、AI化・・・など社会構造の変化に未来の私たちの生活は耐えられるのでしょうか。

●新生児の人口が百万人を切ったそうです。高齢化はさらに加速するでしょう。人生100年時代をどのように生きるのか、そのヴィジョンをはっきりと描きましょう。天変地異や戦争景気を待っていては、もう間に合わないところにきてしまいました。

●高齢者にとって必要なことは、死ぬ直前まで健康でいることです。そのためには、正しい食生活と適度な運動、そして世代や立場に囚われないコミュニケーション活動が必要です。つまり、「聲」を出すことですが、そういった社会システムを構築するために、ヒトやモノを再配置しなければなりません。たとえば、経験豊かな高齢者が、農業や料理に参画すればよいのです。

●食生活については、国産の安全な原料(たとえば余剰米)を使っておいしいパンを焼いたり-。野菜も、土地があれば自分でつくりましょう。大切な「水」は、せっかく水道があるのですから「塩素」や「フッ素」の法定基準値を見直せばよいでしょう。国内の豊かな森林資源も、手入れをすれば、秋にはマツタケがふつうに食えるようになるのです。

(和田高幸)

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